水力自動給餌器

~ 初号機 ~

3Dプリンタとタミヤの遊星ギヤーボックスセットを利用して、水力で自動的に人工飼料を与える器具を製作した。

濾過器から出てくる水で水車を回し、ギア比800,000:1で減速することで回転板を約16日で1回転させ、概ね2日に1回の間隔で餌を投下する。

  • 塩ビ管異形チーズで水流を分岐して水車を回す
  • タミヤの遊星ギアユニットを連結改造してギア比40,000:1を実現する
  • 自製ギア2種(ギア比4:1×5:1)にタミヤの遊星ギアユニット(ギア比40,000:1)を連結し、ギア比800,000:1を実現する


遊星ギアボックスを製作

タミヤ遊星ギヤーボックスセット

  • ギア比5:1,5:1,4:1,4:1の計4個の遊星ギアユニットを組み合わせて使用することができる
  • 4個の遊星ギアユニット全てを連結するとギア比400:1(5:1×5:1×4:1×4:1)となる

タミヤ遊星ギヤーボックスセット2個から、ギア比5:1,5:1,5:1,5:1,4:1,4:1,4:1の計7個の遊星ギアユニットを連結し、 ギア比40,000:1(5:1×5:1×5:1×5:1×4:1×4:1×4:1)とする

  • 7個の遊星ギアユニットを連結するために、M3x75mmボルト3本が必要となる(付属ネジは長さが足らない)

付属のジョイントメタルを取り付ける

必要部品を3Dプリント

から3D-STLファイルをダウンロード

  • 水車
  • 水車ギア芯部
  • ギアA
  • ギアB
  • ギアB接合芯部

    • 円周上に配置した凸部が遊星ギアボックスのギアユニットプレート凹部に嵌合する
  • 回転板

    • 中央の穴が遊星ギアボックスのジョイントメタルに嵌合する
  • トレイ
  • 固定具

組み立て

3Dプリント部品を組み立て、回転部をプラスチックベアリングと長ナットでL型金具に取り付ける

遊星ギアボックスを木材に取り付けてL型金具に固定して、全体を木材で製作した台に固定する(台はレンガの重みで安定させる)

家に余っていた木材とプラ板を利用して、雨風を防ぐ囲いを製作して取り付けた

購入部品

名前 個数
タミヤ遊星ギヤーボックスセット 2
六角穴付きボルト M3x75mm 3
プラスチックベアリング(ネジ軸タイプ)PH-004、外径26高さ7、軸径6ピッチ1 1
プラスチックベアリング(ネジ軸タイプ)PH-002、外径22高さ7、軸径6ピッチ1 2
長ナット6x30mm(M6ピッチ1) 3
ネジ3x50mm 8
ネジ4x60mm 1
ワッシャー3x8mm 8
袋ナット3mm 8
L型型具 3
塩ビ管異形チーズ20/13 1

  • その他の細かいネジ・ナット類は自宅にあった物を使用